また四国へ〜肺腺癌ステージ4

四国八十八ヶ所を終わらせるのは、癌と宣告された時、これだけはどうしても嫁と達成したい悲願だった。

 

ただ、まだ終わった訳ではないのだ。

最後に高野山へ未だ生存され衆生の為に祈って居られる遍照金剛様にご挨拶に行かねばならない。

 

般若波羅蜜心経というお経が在る。

癌を宣告される前から意味を考え飲み込めるように考えて来たが、元々オカルト趣味が有り、その様な事は、小学生の頃から時々考えていた。

だから、違和感は無かった。むしろ世界はやはりそんな物だろうな。という印象が有った。

 

自然と死ぬ事は怖く無くなっていたが、

残して行く嫁が不憫でそれだけが気掛かりだった。

それとその時は生きていたレックスちゃんも残念だけど亡くなって、1つ心配事が減った🐕

 

作った指輪なども、どうにでもなれば良いやと思うと、その程度の物でもあるし、そうやって死を恐れる事なく自然の事として考えられる様に僕の愛する人にもなって欲しい。

 

今日は結構苦しんだ放射線治療で小さくするつもりの脳腫瘍が小さくなるどころか大きく見えたけど、医者って目が悪くなっても加老、お腹が痛かったら筋肉痛、信用はもうしなくても良いと思っている。

ただ、今毎日飲んでいる抗ガン剤は僕を生かしてくれている。

 

だから、癌細胞がでかくなっても驚かない。

 

まぁ生きてる間は生きて、死ぬ時は死ぬさ🐤